仕事柄よく聞く話ではあるのですが、「オーブン」=面倒なものというイメージがあるようで。それでお菓子作りを敬遠する方も多いみたいです。 で、制作サイドからも「電子レンジやオーブントースターで出来ないか?」とご要望がありまして。 ・・・うーん、確かにオーブンを使ったことがない方から見ればものすごく大変なイメージがあるのはわかるのです。けど、一度使い方を覚えれば基本的にモノを入れてほうっておくだけだから、そう思うとこんなに便利な道具はないし、今のレンジはたいていオーブン機能もついているし。 それに私の経験上ジャムやカスタードクリームのようにレンジで作れるものはあるけど、スポンジとかはレンジで作ってもすぐにかたくなっちゃうし、温度調節の効かないトースターはそこに厚紙をしいたりして余計な作業を増やすだけで、じゃあそれをやって美味しいお菓子が出来るといえばそうでもなく・・・。かえって「こんなんだったらもう作らなーい」になるのでは・・・と。 それに私の教室は「焼き菓子」がメインで「オーブン」は使うのが大前提だからそれまで「代用」するのはちょっと・・・、いや相当マズイ。 けれどもNGならそれなりに納得のいく回答をしなければ制作サイドも動けないだろうし・・・、ということで ・「オーブン」と「トースター」と「電子レンジ」の機能・特性を詳しく書いたうえで、「電子レンジ」や「トースター」は「オーブン」の代用にはならない、なっても結果的にいいものが出来ないから、コンテンツのクオリティを下げることになるのでは?ということ ・「オーブンの使い方がわからなくて敬遠してしまう」という意見を逆手に取って番組でオーブンの使い方もちゃんとレクチャーすればかえって好評価につながるのではないのだろうか? という返事をさせていただきました。つらつら書いていたらまあメールが帯のように(笑) で結局、その熱意が通ったのか(それとも帯のように長いメールが怖かったのか(笑))、「オーブン」を使ったお菓子は「オーブン」の使い方をうまく組み入れるということで、無事に加わることになりました。 私も引かないところは引かない性格なのでMさんもタジタジだったみたいです・・・。Mさんその節は本当にごめんなさい・・・。 |
企画のすりあわせを経ていよいよ収録へ。 ・・・テレビではほんの数十分の放映でも収録だけで1日かかっています。朝9時に現場入りして終わったのは夜8時過ぎ・・・。 いつもは大抵1人で仕事をまわすのですがさすがに無理・・・ということで助っ人を1人お願いしました。 レポーターの山田麻琴さんはとてもきれいで、かつ進行も上手な方でいろいろとカバーしてもらいながら次々に収録も進んでいきました。 制作のスタッフの方もとても親切で本当現場は1日ワイワイとなごやかな収録でした。 しかし、いろいろとハプニングもありましたよ〜。 例えばあの「帽子」。局側にご用意していただいたのですが、サイズが大きすぎるし、背が高いから収録中にレポーターさんに振り向くたびに「ゴンッ」と・・・。 次からはあの帽子の中に「アンコ」詰めて、ピンで固定するぞ、と誓いました(爆)。 あ、よく聞かれるのですが、普段からあの帽子はかぶって仕事していませんので・・・。 あとはスムージー作ってグラスに注ぎまーす♪と注いでいたら量が少なくて足らずにスタッフ一同大爆笑とか。 しかし私、1日準備して、しゃべって、作って・・・。さすがに終わったときはヘロヘロでした。やっぱりテレビのお仕事は気力・体力の世界です。 |
放映当日が近づくにつれて、だんだん緊張してきました。 なんせビデオの編集には立ち会っていないですから当然です。しかも初出演だし・・・。 「テレビに出るからみてね〜♪」とアナウンスしたものの、あとで「しょぼかった」と言われるのも怖いし。 放映時間になっていよいよスタート。 思った以上に大きく、かつたくさんださせてもらって感激でした。 ディレクターさんが前の日に作ったという「マンゴープリン」も「ブルーベリーパイ」もスタジオで大好評。 なんとかなんとか放映も終わり、ほっとしました。 やはりテレビに出た後ってすごいのですね。そのあと「見たよ〜」というメールやお電話をたくさんいただき本当にうれしかったです。 中には「早速作ります」と言う声も。本当にうれしいお言葉でした。 そうそう上の写真は幻の画像のラッピング映像。放映直前に違う取材のためカットされた「ラッピング講座」と出来上がりの画像です。 放映直後に母に「あー、ラッピングのが削られたんだ・・・」と言ったら、 母の一言「あんた、これだけ出してもらったのにまだそこまで言う?!」と・・・。 そうですね。贅沢言ってはいけませんね(笑) |
続く
前のページに戻る→コチラ